赤ちゃんのアトピーは保湿剤や軟膏だけではよくならない。子供の腸内環境を良くすることも考えてみてください。

うちの子は生後3か月くらいから湿疹がとてもひどくなりました。
赤ちゃんなのにひどい勢いでかゆい背中を布団にこすりつけていて、とてもかわいそうでした。
皮膚科で薬をもらって付けていました。出たのは保湿剤と、白い軟膏、ステロイドも少し含まれている病院で調剤した軟膏でした。
塗ってもあまり効果は感じられませんでした。
最初は年間通してでしたが、3歳、4歳と、年齢を重ねるにつれ、夏のみに。
かゆくない時期も出てきてあれ?ということが増えました。
軟膏をつけてもあまり目に見える効果はありませんでしたが、継続。
年を重ねるごとに少しづつ軽くなっていき、見た目はほとんど湿疹がないくらいの皮膚に。
でも、本人はかゆい、と言っていたので軟膏や保湿剤は続けていました。
小さい頃は背中が主でしたが、大きくなってくると、おちんちんがかゆいとしきりに言っていました。見た目は特に異常はなかったのですが、軟膏を塗っても、べたべたして気持ち悪いと結局拭き取ったりして効果はよく分かりませんでした。
小学1年生の頃にはあれ、今年はかゆがらなくなったね、というくらいになりました。
かゆがらなくなり、自然に治ったのかなあと思って忘れていたある日、衝撃的な記事を見つけました。
それは「出産の際、産道を通るときに赤ちゃんは母親から腸内細菌を受け取る。しかし、光線療法や、抗生剤の投与により腸内細菌が激減する」という記事です。
産道で腸内細菌を受け取るというのもなかなかの衝撃でしたが、それよりも驚いたのは光線療法のこと。
うちの子、新生児期に黄疸があり、受けたのです、光線療法。
また、風邪を引きやすく、病院にかかっては抗生剤を処方され、飲ませていました。
細菌感染症で治りが悪く、入院したこともあります。抗生剤の点滴、24時間何日も、でした。
全部、腸内の細菌には悪影響だったんだなあ、と今なら分かります。
何年かの間に腸内環境が良くなってきて治ったんだということに気づかされました。
最近になって腸内環境がアトピーと関連があるということがクローズアップされてきましたが、
あの頃、そんなことには思い至りませんでした。
子供に腸内環境をよくする食べ物を意識して食べさせていれば、もっと早くに治ったのでしょう。
もっと早くに知っていればなあ、とあのかゆがって背中を布団にこすりつけていた姿を思い出します。
赤ちゃんの保湿も大事ですが、腸内環境のことも考えてみてください。